開業するまではどちらかに勤務をされているわけであります。
その際はあくまで個人生活のリスクマネジメントということになります。

・ご自身の健康管理
・遺族責任
・生活費の確保
・教育費に関すること など。

開業されると新たに加わるリスクがあります。
・スタッフ管理リスク
・賠償リスク
・ご自身の健康管理(さらに) など。

そもそもリスクマネジメントとは?ということですが

・予想されるリスクに一切の関係を持たないこと・・・回避
(例:治療もしなければ、開業もしない)

・損失発生頻度を減少させる。また排除すること。損失の強度を減少させること・・・防止軽減
(例:経験や過去の事例から学ぶ)

・人や物、事業活動を複数に分散させ、リスクの強度を軽減させること・・・分散
(例:治療役割の分散、得意分野への集中、他ドクターとの連携)

・所有権の移転や契約により、事業の負うリスクを制限しておくこと・・・移転
(例:各種賠償保険への加入により、最低のコストでリスクを移転)

ご開業される際は基本としてこれらを意識する必要があります。